2007年8月のNECO
★2007年8月にNECOで放送した東映 『拳銃野郎に御用心』(1961) を観ました。
日活アクションを意識して作ったと思われるコメディアクション。舞台は浜松。東京からやって来た拳銃のセールスマン・中村賀津雄と土地のヤクザ・木村功が敵対する暴力団を壊滅させる、どこかで何度も観たようなストーリー(笑)。 この手の作品なら中村賀津雄は最後は流れていくのがパターンなのにラストでは恋仲になった木村功の妹・佐久間良子と一緒になってしまう。こういうのをたくさん観てきたオタクとしては? マークを付けてしまうエンディング。
渡り鳥で言えば、アキラが土地に居ついてルリ子しゃんと結ばれてしまうようなモノ。別に構わないんだけど、何か納得できない物を感じる。新東宝から流れてきた久保菜穂子でじょんじょろりん!! だ。
★同じくNECOで放送 『妹』(1974) 。
ご存知藤田敏八監督の有名作。ネットを検索すれば取り上げている映画サイトは多い。かくや姫の歌を主題歌にしただけでオーソドックスな歌謡映画ではない。映画の中で歌を流せば、会社は好きな事させてくれたのかな。今や大御所の貫禄の秋吉久美子が、この頃はメンコイ。アンヌ隊員が女子大生役で林隆三とセックスするのには、少年ファンとしては複雑なモノがある。
2007年8月のNECOでは藤田敏八特集が放送。他に名作『八月の濡れた砂』 『非行少年 陽の出の叫び』 『帰らざる日々』 『リボルバー』 が放送されたようだ。
まだまだ先は長い。
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