2007年9〜11月分(先は長い)

 

2007年9月に東映チャンネルで放送した松浦亜弥主演の『スケバン刑事 コードネーム=麻宮サキ(2006) 鑑賞。

80年代後半に斉藤由貴、南野陽子、浅香唯でヒットしたTVシリーズの続編。暗闇司令役に長門裕之氏が出ているし、世界観は同じようだから続編という括りで良いと思う。今回は4代目だ。

TV版は好きだったなぁ。特に二代目・南野陽子版は熱心に観ていた。東映はこの手のドラマ作りのノウハウを持っているので、アイドルドラマといえどもクオリティは高かった。学芸会などと揶揄する人もいたが、脇を長門裕之や蟹江敬三、萩原流行などの名バイブレーヤーが支えていた。ゲストに後の人気女優が多く出ているので今観ると驚く事が多い。

映画版も観たっけ。南野陽子版は有給休暇使って五反田東映シネマで観た。浅香唯版は日曜の昼下がり、高田馬場東映で観たのも良い思い出。

今回のあやや版は初代・斉藤由貴が出演。TVでは生死不明だったのだが生きていたのか。それは構わないんだけど、あややと親娘かよ。あれから20年だもんなぁ。それも仕方ないか。映画の出来だが、ハッキリ言ってつまらなかった。どうつまらないかと言うと、観た記憶が全く残らないのだ。こんな作品も珍しい(笑)



10月に同じく東映チャンネルで放送した『893愚連隊』 鑑賞。この作品は有名なので、扱っている映画サイトは多い。

舞台は京都。白タク、風俗嬢斡旋、強請り、たかりで生計を立てる愚連隊(松方弘樹、荒木一郎、広瀬義宣、ケン・サンダース、近藤正臣、天知茂) が美味しい儲け話に飛びつくものの、毎回イイ所で暴力団の高松英郎に横取りされてしまう。近藤正臣は高松組に寝返る。古いタイプのヤクザ・天知茂は殺される。天知とツルんでいたケン・サンダースは天知の愛人・稲野和子(好き好き!!)と大阪を出る。“長いものには巻かれろ” 式で生きてきた3人は高松英郎の組に逆襲するものの、せっかく手に入れた金は車ごと燃えてしまう。

ラストは文無しの三人が、「イキがったらアカン。ネチョネチョ生きてるこっちゃ。」 そう言って通行人から煙草を強請り取るという超! 有名シーンでエンド。愚連隊なのに民主主義を標榜する松方弘樹に喝采を送る人は多い。面白かった。



11月のNECOで放送 東宝『黒い花びら』 鑑賞。
第1回レコード大賞受賞曲を水原弘本人主演で映画化。約68分の白黒SP作品。

水原弘は孤児。満州からの引き揚げの時に両親は馬賊に殺されてしまった。一時はグレて悪い仲間とツルんでいたが、今はバーテンをしながら恋人の水野久美との生活を夢見ている。そこへかつての仲間・中西(川合伸旺) がやってくる。工場のボーナスを運ぶ輸送車襲撃を企んでいる。連中の狙っている工場の守衛長(織田政雄)が水原弘になついている近所の小学生・新二(島米八)の父親だ。脅迫紛いに仲間に誘われる。頑として断る水原だが、犯行後に部屋に逃げ込まれ強引に巻き込まれてしまう。

「東京が嫌になった」 バーテンを辞めて水野久美と北海道に流れる事を決める。上野駅で待つ水野久美。その頃、金をめぐってピンチの水原&信一少年。そこに警官隊が駆けつける。ラストは東京で生きて行く事を決めた二人。新居(家賃7000円)への引越しするトコでエンド。

工場の守衛長が新二少年の父親なのはご都合主義的な設定。強盗の首謀者が寅さんのタコ社長・太宰久雄。この人が悪役とは珍しいのかな? 水野久美は良いネ。東宝ではこの人が一番好きだ。

水原弘もこの頃が絶頂期か。