♪あばよ涙〜よろしく勇気♪

 

 

 

本棚を漁っていたら昔よく聴いていたCDが出てきた。

『人造人間キカイダー/キカイダー01』

88〜89年頃に買ったシロモノ。買った当時はカセットテープにコピー。車に乗っているときに聴いていたのも良い思い出。早速パソコンに取り込んで何度も聴いています。音楽はご存知、渡辺宙明先生。久々に聴いたけど力入るねぇ。

 ヒデ夕木氏の歌う主題歌『ゴ−ゴー・キカイダー』 と『戦え!!人造人間キカイダー』 も良いけれど、子門真人&水木一郎アニキの歌がサイコ〜だ。
 好きなのは子門真人氏が歌う、『キカイダーは行く』 、『誰かがうしろで』、『どこへ行くのか』 。 こういう余韻を感じさせる歌は良い。ヒーロー物というよりも70年代青春ソングという感じ。中でも最終回、サイドカーで旅立つジローの姿に被る『どこへ行くのか』 は聴いていると涙が出てくる(ホント) 。

キカイダーの挿入歌で外せないのは水木一郎アニキの歌う『ハカイダーの歌』 、『三郎のテーマ』 だろう。このハカイダー関係の2曲は名曲。放送当時小学生だったが、子供番組とは思えない凄味のある歌はとにかくカッコ良くて、子供心に響くモノがあった。思えばこの歌が出るまで、こんなカッコイイ悪玉ソングはなかった。それだけで歴史に残る名曲だと思う。

 忘れられないのがもう一曲。主役の伴大介氏の歌う『春くれば』 。何でもいいから主役に歌を歌わせようという強引な一曲(笑) 。しかしこれがなかなかの名曲なのだ。切ない青春ソング。これまた泣ける。キカイダーは不完全な良心回路を持つアンドロイド・ジローの成長の物語だったのだろう。歌を聴いていて思った。

 

 

 

他に出てきたのが『宇宙刑事ギャバン、シャリバン、シャイダー』 。

 80年代を代表する傑作シリーズ。この3作は好きだったなぁ。放送していたのが毎週金曜19時30分から。当時は学生だったが、リアルタイムで観られない時は、買ったばかりのVHSデッキに録画して観ていた。これも音楽は渡辺宙明先生。串田アキラ氏の力強い歌声も素晴らしい。

 好きなのはギャバンでは『宇宙刑事ギャバン』 『チェイス!ギャバン』 、『星空のメッセージ』 。『輝く王者ドルギラン』 も力が入る。

 シャリバンでは『宇宙刑事シャリバン』 、『超次元戦斗母艦グランドバース』、『強さは愛だ』 。

 シャイダーでは『宇宙刑事シャイダー』、『バビロス号の歌』 、『ハロー!シャイダー』 かな。
 

当時の視聴者はご存知だろう。このシャイダーだけは主役はシャイダーではない。本当の主役は女宇宙刑事アニーに扮した森永奈緒美ちゃんなのだ。彼女の歌った『アニーにおまかせ』 は珍品(失礼) 。主役の故円谷浩氏の歌はなくて、ヒロインのがあるだけで、この作品の主役はアニーちゃんだという事が分かる。 そういや『青いイナズマ』 を聴くと「風呂に入らなきゃ」 と思うのは何故だろう(笑) 。

  『チェイス!ギャバン』 と『強さは愛だ』 の二曲だが、これ今聴くと結構恥ずかしい。妥協ばかりの人生を歩んできたオイラにはこの歌を口ずさむ資格はない。聴くたびに思い知らされるのだ。

他にも『仮面ライダーブラック』 が出てきた。それに関してはまた次回。