後味良いのが観たいのだ

 

今夜のNECOは舟木一夫&和泉雅子の『北国の街』(青春大全集参照)。

 脚本が倉本聡。『北の国から』 ではないが、雪国を舞台に淡々と進む話は“良く出来ている”、と言えないことも無い。しかしながらあまり面白くない。何よりストーリーが良くない。悲恋モノなのだ。二人のやりとりは歯がゆいくらい進展しないので、フラストレーションばかり溜まってしまう。公開されたのは65年。当時は週休二日制の無い時代。月曜から土曜まで働いて、せっかくの日曜日に劇場に足を運んで観るのだ。どうせ観るのならストレートで明快で後味の良いのが観たいのに、何でこんな結ばれない作品(笑)。

 お馴染みワイズ出版『日活映画1954−1971』 を観ると、同時上映は小百合サマの『悲しき別れの歌』

おいおい二本ともこれかいっ!