婚活戦線異状なし

 

11日に放送したTBS『水曜ノンフィクション』。4日の『孤独死』に続いての特集が『婚活』。孤独死したくなければ結婚しろって事か。
 番組の最初では婚活に奔走するアラフォー男女の姿が放送されていた。しかし登場する人たちを見て思うのだが、皆いい年をして夢見る乙女のような事を言っているような気がしてならない。「この歳になって独りは寂しい。」  皆さん、切実にそう思って活動しているが、オイラが見ても「無理なんじゃないの。」 (ご本人読んでいたら失礼)。 皆、相手に求める条件がどこか絵空事に感じてならない。


高年収で仕事もバリバリ。ポルシェに乗っている39歳の女性が出ていた。


「夢は専業主婦。貧乏でも良いから子供をたくさん産みたい」 
 アンタ今の仕事捨てる事が出来るのか? ポルシェ乗っているクセに何が貧乏でも良いから・・・だよ。今39歳だから40歳で結婚、せっせと励んで41歳で第一子出産したとして、あと何人産めるんだ? こういう人は石坂洋次郎先生の『あいつと私』 に登場したモトコ桜井を目指して欲しい。



花婿学校に通う39歳男性も登場。女性講師から話し方やしぐさを学んでいた。

 

この人もネットの出会い系やっていたらしい。見た感じが優柔不断そう。オイラと同じだ(笑) しかしオイラの場合は、この時の経験をMate誌の連載で何度か使わせてもらったから、無駄にはなっていないと思っている(恥) 


ゲストの一人が森口博子。

 

この人もアラフォーになってしまったか。本人は感じていないようだが、この人も相手に求める条件が厳しいらしい。母親やマネージャーから「あんたの望む相手は一生いない。」 と言われるそうだ(笑) 。番組後半で相手に望む条件を吐露していたが、自分の仕事を認めてくれる人でないとダメらしい。今まで付き合った男たちから仕事をセーブする事を求められたらしい。芸能人と付き合える男だから、それなりにステータスのある仕事をしているのか、収入もそれなりの男なのだろう。そういう野郎は例外なく女に専業主婦を求めるものだ。それくらいの逞しさがないと社会で成功することは出来ないからだ。
 森口女史も長く芸能界を渡ってきた人だから、自分という物を持っているのだろう。今さら男に合わせる気はないのも分かる。 同席した中央大学教授の山田昌弘氏が 「不安定な男と付き合ったら上手くいくような気がする。」 に対しては 「男惚れするような男で無いとダメ。」

森口さんよぉ、オイラも言いたい。「アンタの望む男はいない!!」  少なくともこの地球上には存在しない。宇宙にでも行けばいるかもよ(笑)


レギュラーの根本美緒などはまだまだ余裕で涼しい顔(笑) 20代で美人だから相手選びには困らないのだろう。


兵庫県にある“駆け込み寺” と呼ばれる相談所にもカメラが入る。

 

女性に年収1200万、800万円の男を紹介していたが、写真を見ると見た目が気に入らないのだろう。パスしてしまう。にもかかわらわずこの女性の第一条件は性格なのだ。会わないで性格が分かるのか? と言いたいが、所詮人間は見た目であるから仕方ない。

秋葉原を歩く“使い手”(オタク!) にもインタビュー(嫌味か?)。その中の一人の言葉が良い。

「それ(結婚)以上にここ(秋葉原)には楽しい物が揃っているから、それで満足できれば良い。」

 オイラのような “相手を見つける能力がない” “見つけても相手にされない” そんな使い手はこうして生きていくしかないのだ。覚悟を決めたオタク野郎は清々しい。人間何をするにも覚悟が必要だ。良いねぇ。一生その境地を貫いて欲しい。


婚活中の男女の多くは、

「結婚はしたい。でも今の生活レベルを落とさなくてはならないからやっぱり独りでもいいかな。」

 アラフォー世代(特に女)はバブルの洗礼を受けているから、揺れ動くのは当然だろう。しかし全ては相手をゲットしてからだ。明確に下げても良いから結婚したい、と言っている人は、オイラから見てもダサダサな感じがする。このダサダサ感ってのは何だろう? 服装や容貌もダサダサなのだが、それ以上に感じるのが、何とか自分を取り繕う、カッコ付けようとしている事だ。だから物腰や言動に余裕がない。この世の中に運命の出会いなどない。婚活中の人は頑張って欲しい。



 えっ! エラそうな事を言って、そういうお前はどうなんだって? まぁねぇ・・・オイラは一応独りで生きていく覚悟を決めている。過去何度か書いたが、オイラは小学生の頃からその境地に達していたのだ(エッヘン!) 。それでも最近は寂しいと思う事もある。オフクロが死んだら、天涯孤独の身の上になるからだ。仕方ないネ。オイラは孤高の王者! ヒーローは常に孤独なのだ!(アホか) 


これからも人知れず戦い続けていこう。