正義の味方はこの世にいない 2

 

本日発売の『SPA』の特集『誤解と偏見のオタク迫害に異議アリ!』。ロリコン犯罪が起こると、必ず起こるオタク迫害にスポットを当てた内容です。的外れなプロファイリングをしたオタクの敵・大谷昭宏氏の事はどうでも良い。許せないのは警察による「オタク狩り」です。秋葉原ではオタクを対象にした職質が頻繁に行われているそうです。持ち物検査をして、ナイフの類が入っていただけで、銃刀法違反や軽犯罪法違反で逮捕。犯罪者として顔写真や指紋を取られるそうです。
 これは東京都副知事・竹花豊氏(元広島県警本部長)が「怪しい奴は犯罪を犯す前に取り締まれ」という方針で、職質検挙のノルマが増えたためだそうです。そんなノルマのために、検挙されては堪りません・・・ざけんじゃねえぞ!!理由はどうあれ刃物の類を持ち歩いてはイケマセン。警察はヤクザ以上にコワイ組織だから、付けこまれる理由を与える事にもなります。
 そういえば、オイラも秋葉原行った帰りに警官の職質にあったことがあります。もう20数年前、高校生の時です。自転車で出撃。アキバでヘッドクリーニングキット買ったのですが、職質で荷物を開けられました。指紋や写真、調書は取られなかったですが、買ったばかりのクリーニングキットの中まで開けられたなぁ。気弱なオタク高校生のオイラは抗議なんて出来るわけもなく、仮に抗議したら学校に通報されて処分されたでしょう。今ならクリーニング液をシンナーや違法な薬物と見なされて、逮捕されていたかもしれません。でも職質だけで、持ち物検査して良いの?これって違法なのでは?オイラもそうだが、オタクは友達がいないから独りで行動しているパターンが多い。しかも気が弱くおとなしいから検挙しやすい。これって検挙率アップのための弱者いじめじゃないか。警官なんて倒産もリストラもない。ミスしないで定年まで勤め上げて、恩給と退職金と天下り先が目当ての連中の集まり。そんな奴らの点数稼ぎに逮捕されてしまう。これは恐ろしい事だ。
 秋葉原でなくても、仕事で車に乗ることの多いオイラは車内にカッターやハサミを常備しています。仕事で使う事があるからです。これも警察に因縁つけられたら逮捕されてしまうのか?特にオイラは中年になっても独身、結婚歴なし、実家暮し、低所得者の肉体労働者。しかもオタクと来ている。部屋の中にはロリコン雑誌やアニメ雑誌は無いものの、映画や格闘技関係の本が山積み。人付き合いは苦手&嫌いなので、近所付き合いもしていません。まぁ犯罪者としての条件をここまで満足している男もいないでしょう。近所で小さい女の子がいなくなったら、警察は真っ先にオイラを疑うのでは、という危機感を常に持っています。

 記事には不当逮捕の駆け込み寺として知られる「救援連絡センター」渡辺幸之助氏の談話が載っています。もし職質されて荷物検査、逮捕されそうになったら、「何か犯罪行為があったのですか?それが私とどういう関係にあるのですか?」嫌です、と冷静にきっぱり断るのが基本。そして「大きな声を出して周囲の関心を引く事。できるだけ一人では対応しないように。」更にヘンな職質されたら携帯でセンターに連絡するように、と書かれていました。 最近のオイラは秋葉原には年に数回程度しか行かないけど、念のためにセンターの番号をPHSに入れておきました。番号は03−3591−1301です。
警察官はオタクの敵か。