また寝てしまった

 

15、16日はまたまた神保町シアターに出撃! 

15日は16時半からの『蜘蛛男』 鑑賞。
 割と有名なのかネットをたどると、扱っているサイトを幾つか見かけた。明智小五郎が藤田進(長官!) 、蜘蛛男には赤月旭の父・岡譲司。 これタイトルこそ蜘蛛男だけど、別にスパイダーマンが出るわけでなし、蜘蛛が象徴的な使われ方をしているわけでもない。何で蜘蛛男なのか分からん。
 原作は子供の頃に読んだけど、内容は全く憶えていない。藤田長官の明智小五郎はエラそうなだけで警察の人みたい。原作の明智はもっとスマートでフットワークの軽いスーパーマン的ヒーローだからチョッと違う気がした。でも多羅尾伴内や金田一耕助とか、この頃の映画でのイメージはこうだったのかな。
 パノラマ地獄が気になって行ったのだが、これがただのセットで蜘蛛男が何をやりたかったのか分からない作品だった。 例によって映画の最初の方で少しウトウト。何やってるんだ。 帰りは止せば良いのにまたラーメン。あとで後悔。

翌16日は14時15分からの『南郷次郎探偵帳 影なき殺人者』 鑑賞。
 61年新東宝作品。公開は4月頃らしい。残念ながらこの映画での三原葉子たんは踊りません(悲) 。気のせいか少し顔が浮腫んでいた(失礼) 。 これも原作は30数年前に読んだ記憶がある。春陽文庫から出てなかったっけ。内容は例の如く忘れた(笑) 。
 天知茂の役は弁護士なのに法廷シーンは全くなし。やっていることはリアリティ皆無の探偵稼業。車に乗ってギャングの巣窟のキャバレー乗り込んでの立ち回り。警視庁の板橋部長刑事がいちいち捜査の報告に来たり、殺人現場に居合わせても疑われることもない。事情聴取に行かなくても大丈夫。変なの。

 水原ユカの役は南郷次郎の助手。勉強不足でオイラはこの人知りません。倒産直前の新東宝でデビューしたのかな。だとしたら運が悪い。ネットで調べても言及する人がいないため全く分からん。キネ旬の『日本映画俳優全集・女優編』 にも出ていなかった。

 南郷次郎の車はルノー。どこから金が出ているのか不明だが、事務所を構えて派手にやっている。家賃はどうしているんだ? 事務所のついたての向こうにはベッドがあって、自宅も兼ねているようだ。水原ユカの給料は2ヶ月滞っているらしい。にもかかわらず世話女房ぶりを発揮するユカちゃんはメンコイ。これシリーズにするつもりだったのかな。この作品も序盤で少しウトウト。大失敗。 この日は帰りにバーA。1時間ほど飲んで帰宅。散在野郎だ。


                      


どうも神保町シアター来ると寝てしまう。相性ワルイな。