肉体聖女でじょんじょろりん!!

 

10月NECOで放送の新東宝『汚れた肉体聖女』。これ随分前にも放送したので、今回再見です。

 兄の友人・三村俊夫(遊星王子のおじさん!)に強姦され妊娠してしまった高倉みゆきは親に強制され中絶、宗教系の全寮制高校(紅百合女学園)に入れられてしまう。 時は経ち、3年生になったみゆきちゃん、新入生の大空まゆみ(役名がアンナ・・笑)と同室になったのがきっかけでレズ関係になる。「お姉さま」と甘える大空まゆみは小悪魔的雰囲気抜群。大空まゆみはモテモテで魚住純子が横恋慕してくる。鐘楼で逢引中の二人のところへ魚住純子が乱入。もみ合っているうちに魚住純子は鐘楼から落ちて死んでしまう。それを見ていたのが、城実穂。以前からみゆきちゃんに気があったらしく、今度はみゆきちゃんに横恋慕。もうドロドロやねん(笑)。底なし沼(何で学内にそんなものが!)に落ちた城美穂を見殺し。その時のまゆみたんの冷たい表情がコワイ。唐突に現れたまゆみたんの兄貴・江見城太郎の車で逃走するみゆきちゃん。この兄貴と言うのが、自称・犯罪者(笑)。「僕もそうだが、あなたはアンナの被害者だ。」 まゆみたんは人を破滅させてしまう女らしい。どういう事やねん! 訳アリらしいが、その辺の説明はなく、江見はいきなりみゆきちゃんを強姦してしまう。もうメチャクチャやねん(笑)。
 翌朝、テーブルの上に大金と遺書が、江見は自殺してしまったらしい。その辺の描写はない。大金持って学園に戻ったみゆきちゃんは、鐘楼で鐘を突くまゆみたんを逃避行に誘うが、魔性の女のまゆみたんの心は、既にみゆきちゃんから離れている。まゆみたんの話では「江見は役所の金を持ち逃げした。」らしい。なるほど、だから犯罪者なのか。でも自殺することないじゃん。「一緒に死んで!」というみゆきちゃんに「死ぬのなら、一人で死んで。」 冷たいまゆみたん。ラストはもみ合っているうちに二人は塔から落ちて死んでしまう。院長先生、他の生徒たちが死体に花を添えて「アーメン」。
何だかもうメチャクチャな映画。

 学内のシーンは学芸会っぽいチャチさなのだが、高倉みゆきと大空まゆみのラブシーンは妙に艶めかしい。シスター姿にもムラムラ!!主演は高倉みゆきなのだが、映画の要は大空まゆみだろう。人を破滅させる魔力を持つまゆみたんは、セックスもかなり上手だったのだろう。みゆきちゃんの台詞「アンナなしではいられない。」そんな体にしてしまうとは、想像しただけでムラムラ!!実の兄貴まで犯罪者に駆り立ててしまうとは恐るべし。まゆみたん視点で作ったら、また別な映画が出来たと思う。大空まゆみって、70年代のTBSのホームドラマに出ていたオバさんのイメージしかないのだが、この頃は妖艶でメンコイ!肉体聖女でじょんじょろりん!!