日曜日は映画の日(笑)

 

日曜日は映画の日、ではないけれど、今日も出撃! ラピュタ阿佐ヶ谷。本日からスタート『石坂洋次郎の映画アルバム』 。今日観たのは、15時からの東宝『すずかけの散歩道』 。先週と違って混んでいた。40人弱くらい。オイラは20分前に到着。33番目でした。
 

この作品は星由里子の公称デビュー作。笠智衆の次女、司葉子の妹役。昭和18年12月6日生まれというからこの時15歳。女性というよりも少女という感じ。しかし数年後には若大将シリーズの澄子さんになってしまうのだから、「女は出世が早い!」 (by『命知らずのろくでなし』 だったっけ? の谷村昌彦) 。
 石坂洋次郎の作品は学生時代に読みまくっていた。なんといっても数々の作品が日活で映画化されていたから、この人の作品は読まないわけにはいかない。オイラが熱心に読んでいたのは70年代〜80年代前半。この頃は角川、新潮、講談社、文春、その他を合わせれば殆んどの作品を読む事が出来た。現在は数作程度しか出ていない。もう石坂洋次郎の時代ではないのかもしれない。
 今日観た『すずかけの散歩道』 での、出版社勤務の司葉子と子持ちやもめの編集長・森雅之のやりとりは『丘は花ざかり』と同じ。役名も似ている。このエピソード好きネェ(笑) 。人妻・津島恵子と青年編集部員・太刀川洋一の不倫愛は津島側の家庭描写が省略されているせいか少々薄っぺら。一度くらい“よろめいても” 良かったかも。
 上映時間72分だからそこまでやってはいられなかったのかもしれない。観ている分にはテンポも速くて観やすい。面白かった。同名の主題歌は何故か宝田明が歌っているらしい。出ていないのにどうして??

 森雅之、司葉子、太刀川洋一、杉葉子たちの勤める出版社は現在の日本生命丸の内ビルの辺り。屋上から東京駅の赤レンガが見えていた。

 終了したのが16時12分。アキバにでも行こうか。いやいやせっかくの日曜日に面白い映画観たのだから、そんなオタクなことはしないでまっすぐ帰りましたとさ。