オイラは都会のJOA

 

連日ニュースは「ライブドアの証券取引法違反&ホリエモン逮捕」で埋まっています。「ヒューザー小嶋社長」も「耐震偽造」も「阪神大震災から11年」も霞んでしまいました。しかしもう一つ、「幼女連続殺人の宮崎勤の死刑判決」が出た事も忘れてはいけません。この事件はその後のオタク犯罪、ロリコン犯罪の先駆けとなりました。彼のやった事は弁解の余地はありません。責任能力も充分だと思います。だから死刑の判決は妥当なものだと思います。
 マスコミは宮崎の「心の闇」が解明されていない。単に死刑にしただけで済ませてはいけない事件だと言う。そうだろうか?罪を犯した人間に判決が下った。単にそれだけの事だと思う。大体、「心の闇」って何だ?マスコミが陳腐な台詞言うなよ。頭悪いなぁ(ってオマエが言うな!)。そんな事を言う奴らには「闇」はないのか?(おそらく無いのだろう)。

 宮崎逮捕の時、マスコミはいっせいにオタクバッシングをした。若者向けの週刊誌ではアニメファン、特撮ファンをバッシングする記事が目だった。印象に残っているのは某特撮誌、「何となく犯人像に予感のようなものがあった。」と投書していた読者がいた事。オイラもそうでした。何となく予感はあった。おそらく他の使い手たちもそうだった思う。なぜ彼がああいった事件を起こしてしまったのか?ああいう事件を起こした宮崎とはどんな奴なのか?当時の全国の使い手たちには「何となく」分かっていたはずだ。闇の無い世間の奴らになんか分かるものか。オイラは宮崎死刑で再びオタクバッシングが始まるかと思ったが、無駄な心配だったようだ。昨年流行った『電車男』のおかげか?、あの頃よりもオタクというものに市民権があるせいからかな。

死刑判決を報道するニュース番組では逮捕当時、現場検証に立ち会う宮崎の姿を映していた。これは想像だが、あの時の宮崎は自分のやった事など忘れて、『怪奇大作戦』の牧史郎(岸田森)気取りだったと思う。また日曜日のNTV『THEサンデー』で、かつての宮崎勤の部屋の映像を観た徳光さんが、「こういう人多いよ。」とコメントしていた。たしかに多いと思う。ちなみにオイラの部屋もそうです。あの頃、公開された宮崎の部屋の映像を観た親に「あんたの部屋と同じ。」と言われました。だからといって、あんなバカげた事件は起こさない。使い手は、使い手として、社会の底辺でヒッソリと、息を殺して、自分たちの世界の追求をしているのだから。宮崎勤の死刑判決は妥当だと思う。当然の結果だ。ただそれだけの事なのだ。

 しかし宮崎が逮捕されたのは89年かぁ。バブル景気で日本中が浮かれていた頃だ。たしかお盆のときだったと思う。あの時オイラは仕事で倉敷に行っていました。倉敷駅から乗ったタクシーのラジオで逮捕を知りました。何もかも皆、懐かしい。