お天道様に背中を向けて歩く、バカなオタクでございます
昨夜、新宿バルト9で『陰日向に咲く』を観て来ました。18時半からの上映なので18時に新宿到着。チケットショップで割引券を買おうと思ったら、建物取り壊しでショップが閉店していた。ガビーン。仕方ない、定価で入ろう。相変わらず係員の数が少ない窓口。昨日はそれほど混んではいなかったからさほど待たずに入れた。しかしながら座った場所は失敗だった。劇場内の真ん中の席に座ったのだが、周囲は混んでいた。一番観やすい場所だから、当然と言えば当然だろう。オイラの両サイドは・・・アベックでした。腹立たしい(笑)。しかも列の両サイドは女子高生風の一団。なんで?
岡田准一が出てるからか? 分からん。
一つ一つのエピソードは泣ける話ばかり。しかしどれも救いのない話ばかりだ。映画だからファンタジーとして描かれて、何となく結論みたいなのも出てるけど、最後は強引にまとめた感じもする。それでもね、面白かったデス。登場する人々は日陰の人生を歩いているから、お天道様に背中を向けて歩くひねくれ者のオイラには、感情移入出来る部分が多かったからだ。オイラにとって、青春の街でもある浅草が出てきたのもウレシイ。
登場人物全員に言えることは、後悔ばかりの人生を歩いてきたという事だろう。あの時こうすれば良かった。こんな事をしなければ良かった。情けないダメダメな人生。戻れるものなら、もう一度戻ってやり直したい。しかしそんな事が出来るわけもない。やりきれない現実に向き合って生きて行かなければならない。思い知らされた気がした(悲笑)。
泣けたのはやっぱり岡田准一編か。オレオレ詐欺の相手の婆さんとの交流。結末には泣いてしまいました。どうもね、オイラはマザコンだから母親絡みの話には弱いのです。
映画が終わって、早く席を立ちたかった。周囲のアベック連中はムカつくし(笑)、トイレにも行きたかったからだ。しかし列の端っこに座っている女子高生風の一団は中々動かない。映画観て泣いたからか? 座って化粧を直していたり、身支度を整えていたりして席を立たないのだ。
「さっさと動けよ。このバカチンが!(金八先生風に)」
心の中で怒鳴りつけてやりました(弱っ)。
バルトという劇場はキレイなので悪くはないが、人の多い所は嫌なんだよな。映画は映画館で観るもの、というマニアの方は多いが、オイラはやっぱり自室で観たい。ラピュタ阿佐ヶ谷やフィルムセンターのような、マニアが集まるところなら我慢できるが、こういうパンピー(古い?)が集まる所は行きたくないのだ。
映画は20時50分終了。近くのチェーン店のカレー屋でカツカレー食って、バーAへ行く。焼酎水割り4〜5杯飲む。時々顔をあわせるライターさん(名前知らない)しか客がいなかった。ママさんと3人で映画談義。23時に店を出る。まっすぐ帰宅。
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