ＪＯＡ王者の叫び

毎年、８月１５日前後の地上波ＴＶ番組は終戦記念日特集のものが多かったのに今年は少なかったですね。映画枠では８０年代までは『戦争と人間』、『人間の條件』、『日本の一番長い日』、７０年代は『トラトラトラ』なんて毎年のように放送していました。ＢＳやＣＳが普及してから地上波では見かけなくなりました。ドラマ枠もこの手の反戦ものは皆無。ＮＨＫでは特集でやってましたが民放では筑紫哲也と久米宏の番組でやっただけ。オイラは別に愛国者でも反戦主義者でもないけれど、これで良いのか？日本人。
　『火垂るの墓』今夜（２２日）放送しています。どうして先週１５日にやらなかったの？最近は８月１５日が終戦記念日だと知らない日本人が増えているようです。日本がアメリカと戦争していた事を知らない人もいます。学校で教えないし親も教えない（知らない）から。学校の授業では平安時代や鎌倉時代は教えるけど昭和は教えない。そういえば小学校、中学校のころは歴史の授業で昭和に行く頃は既に３学期、先生も「（後は）教科書を読んでおいて。」でオシマイ。だからみんな知らない。最近はＴＶや映画でもこの手のものはやらないから誰も知らない。これでは韓国、中国、北朝鮮には勝てないよ。
　３月１０日は東京大空襲ということも知らない人も多いです。今の東京は地方出身者ばかりだから仕方がないか。３月１０日の夜になるとオイラのオフクロは必ず言います。
「（時計を見て）この時間頃に空襲警報が鳴った。（はぐれないように）一本の帯紐を家族でつかんでみんなで逃げた。振り返った時、家の裏にあった大木が燃えていたのは今でも憶えている。隅田川の方に逃げた人たちはみんな死んだ。この日は学童疎開から帰って来たばかりだった。昼間、駅で友達と別れたけど空襲で亡くなった人がたくさんいた。」
オイラが子供の頃からオフクロはそう言ってました。今年も言ってたなぁ。こういうのもう知らない人だらけなんだよな。
これで良いのか日本人？