JOA王者の叫び!4

 

遅ればせながら先月NECOで放送の新東宝『0線の女狼群』 観ました。新東宝は相変わらずスゴイね。東京に出てきた小畠絹子が悪い男に声かけられまくりだ。地方の方々、東京は怖い所だよ。生き馬の目を抜く、なんて言うけれど、本当の事です。あの映画は実話なのです! (ホントかよ)。そういえば、大学生の頃、クラスに地方から出てきた野郎がいました。東京に行くときに親から言われたそうです。「東京の人は悪い人ばかりだから騙されないように。」 江戸っ子のオイラに言わせれば、「ざけんなよ! 東京には確かに悪い奴が多い。しかし東京をそういう街にしたのは、お前ら地方出身者だ! 大体、地元で悪い事をする奴はいない。江戸っ子は東京で悪事は働かないのだ。東京で犯罪に手を染める奴はお前ら田舎者なんだ。この、い・な・か・も・の!! 二度と多摩川渡って来るな!」 オイラはそいつにそう言ってやりました(もちろん、心の中で)。『0線の女狼群』 はイイ映画だ(笑)。丹波哲郎の死体で終わるスゴイ終わり方!! この乱暴な作りがタマラン! 学生・寺島達夫は弱すぎ!!
 しかし現実にこうも間単に騙される女の子って結構いると思います。特に小畠絹子のように上京してきたばかりの子はアブナイ。以前、雑誌SPAに「借金持ち女」 の特集が載っていました。進学や就職で上京、東京に慣れていない時に、エステのキャッチや男に騙されて・・・というパターンが多かったです。当時は今以上に、騙されて転落して行った女のコは多かったと思います。で、もって昔の映画って「東京良いとこ、一度はおいで!」 って感じで描いているのが多いですよね。田舎の若者はそういう映画を観て、都会に憧れて出てくるのでしょう。東京は華やかで、スポーツカー乗って、キレイな女の子が一杯いて、そういうコたちと裕次郎や若大将みたいに生活する事を夢みて来るのでしょう。ところが、現実はそうはいかない。上手く行っても、浜田光夫が演じたような工場で汗と油にまみれて働いて、日曜日に映画館でアキラ観て、帰りにご飯食べてサイダー飲むのが、唯一の贅沢だったのかもしれません。オイラも浜田光夫と似たようなものです。これから午後の肉体労働が待っております。外は35
だそうです。ズボンもシャツもパンツの中も汗でビショビショ。

 

キャッチやってる奴って、大嫌いです。言葉使いは丁寧だけど、買わないとタダでは済まないよ、的な雰囲気作りが上手そうで。こういうキャッチやっている奴って、肩で風切って歩いているイメージでイヤですね。日活コルトで射ち殺してやりたいッス!

 

オイラは江戸っ子なのですが、人から江戸っ子といわれた事がありません(笑)。ダサダサの風貌とファッションから、「小学校中退で東北の山奥から上京、普段は蒲田辺りの町工場で働いている。この人、この先の人生どうするつもりなんだろう。」といわれた事があります(九州の人に言われました)。クヤシイです。田舎者は服装に気を使うし、一旗上げようなんて野心があるし、オイラのような江戸っ子はボーっとしていますから、とても敵いません(笑)。六本木や青山、チョット憧れる気持ちはあります。あんな華やかな街でルリ子しゃんみたいな美人とひと時を過ごしてみたい、なんて思うこともあります。でもそんな人いないし、賑やかな所は正直苦手デス(それじゃダメじゃん!・・・笑)。