禁断の・・・小百合サマでじょんじょろりん!!15

 

今夜のNECOは小百合サマの『風車のある街』。20数年前に地上波で観たっきり。オランダロケした以外、印象が薄かった。あまり面白くないから憶えていないのは当たり前か。芦川いづみさんがスチュワーデス役で出ている。活躍末期のため出番は少ないが、オランダロケにも登場。

小百合サマの役は大学出の保母さん。学生時代から家族ぐるみの付き合いをしている平田大三郎という友達以上恋人未満の彼氏がいる。小百合サマがミュンヘンの国際保育学会出席でオランダに行く際、プロポーズ。小百合サマは指輪を受け取る。にもかかわらずオランダで浜田光夫と再会して愛を語らうのだ。浜田光夫とは冒頭で長崎に帰省した電車の中で知り合う。その後も東京で運命的に再会。浜田光夫は孤児院育ちで苦学して建築技師になった。そのせいか偏屈な野郎。どうしてこんな男が良いのか? とも思うが、小百合サマの相手は浜田光夫と決まっているので、これは仕方がない。しかしどうも納得がいかない。男二人を優等生的な顔をして両天秤にかけていただけじゃねえか。

最後はやっぱり浜田光夫を選んで終わるのだが、『悲しき別れの歌』と同じで、この映画の小百合サマはどうも好きになれない。まぁキレイだから良いんだけど。ラスト、平田大三郎は小百合サマの気持ちを察して身を引く。ひらたぁ〜、お前良い奴じゃないか! 

恋愛物としては小百合サマに敵対する第二ヒロインがいないから、これといって盛り上がりに欠ける作品。オランダロケに食われちゃったかな。やっぱり浜川智子がいないとな〜。