禁断の・・・小百合サマでじょんじょろりん!!8

 

今夜の日活名画館は小百合サマの『だれの椅子?』。原作は石坂洋次郎ですが、この作品は石坂洋次郎作品としては後期のもので、作品のパワーもかなり落ちている(ファン、研究者の方、ゴメンなさい)気がします。高校生の頃に読んだけど、同じ後期の作品の『花と果実』に比べるとイマイチの感がありました。しかし68年作品だから映画での小百合サマ23歳。大人っぽくてイイ!この頃の相手役が渡哲也が多いのは浜田光夫が、例の目の負傷で欠場していたからなの?
 オープニングは小百合サマの歌う主題歌『若い二人』。♪若い二人だから〜何にもないけれど・・・♪こういう曲調を何ていうのか知らないけれど、この頃はこういうのが流行りだった気がします。調べたらこの作品は68年の8月28日公開、撮影は7月だったのかな?暑かったと思います。そのせいか小百合サマは勿論、他の出演者の皆さんは汗かいている?(軽く汗ばんでいる?)気がします。クライマックスでは小百合サマのウエディングドレス姿が拝めるのが唯一の見せ場か?(暑かっただろうなぁ)。そういえば名脇役の一人、三島雅夫が神父さんの役(たったこれだけ!?)で顔を見せています。ネタバレになっちゃうけど、小百合サマのような完璧なお方と結婚出来たら、この先の人生楽しいだろうし安泰だろうなぁ。オイラは勉強出来なかっからこういう優等生オーラがビンビンの人には弱いのれす。ちくしょうめ・・・小百合サマでじょんじょろりん!!してやるぅ(元気だねぇ!)

 8月28日に公開というと、当時中学生〜高校生のサユリストたちは最後の夏休みの思い出に、劇場に足を運んだのかもしれません。で、夜は雑誌やブロマイドの小百合サマをオカズにしたのか?学生でなくても、中学を出て上京。工場や現場仕事で肉体労働に勤しむ金の卵(古い!)たちも日曜日に小百合サマを観て、帰りに食堂でカツカレー奮発してサイダー飲んで、夜はやっぱり小百合サマで・・・(こらっ!)。昭和50年代、十代の頃はオイラもそうでした(今もだろ!この腐れオタクが!)。しかし68年当時、中高校生だと現在50代。団塊・・・ではない、ポスト団塊の世代か。