死ぬ時はオタク独り

 

4日夜放送のTBS 『水曜ノンフィクション』 、この日のテーマは『孤独死』 。人生一匹狼のオイラにとって他人事とは思えないテーマだ。

 最近脚光を浴びている遺品整理業者に同行取材。遺品の整理から部屋の片付けをする姿を紹介。遺族が立会いに来ないケースもあるようだ。自分の未来を考えると何とも切ない。

 番組では最近多い団地での孤独死が取り上げられていた。そういや昭和30〜40年代は団地族なんて言葉もあって、住んでいる人たちは勝ち組だった。住人だった若い夫婦も半世紀の間に子供が巣立ち、夫婦のどちらかが亡くなり一人になるので、孤独死の温床にもなる。発見されるまで数年という例もあった。

 孤独に弱いのは圧倒的に男。例として松戸市の統計が紹介されていた。孤独死する7割が男。男は周囲に弱みをみせないようにするので、孤立しがちになるそうだ。

番組の中で孤独死予備軍はないないづくし” というフリップが紹介されていた。

・あいさつしない
・料理しない
・人に関心を示さない
・遊びに行く所がない
・結婚していない
・ゴミ出ししない

こういう傾向の人は要注意らしい。

オイラは上記6点のうち4点。料理・・・” 人に関心・・・ 結婚・・・” 遊びに・・・” が該当する。 

 あいさつはする方だと思う。地元暮しだし、20歳くらいの若いのにもこちらから挨拶をするようにしている。オイラのような不気味な中年男に声をかけられると煙い顔をされる事も多い。しかし周囲の人は皆先輩だと思っているので年上年下関係ない。年下でも“さん” 付けするし、一応はこちらから頭を下げるように心がけている。ゴミ出しもするよ。せめて自分の分だけでもやらないとネ。

こちらから挨拶するせいか、すっかり格下扱い。同業他社の20代の若旦那に「くん」付けされた事もある(笑) 

 料理はしないなぁ。せいぜいやるのはカップラーメンとボンカレー。冷凍食品をレンジでチンくらいだ。人に関心は・・・あんまりない。顔見知りの人が普段は何をしている人なのか? 間が持てなくて訊ねる事はあるけど、どーでも良い。

結婚・・・はね。オイラは王者だからこれは仕方ない。遊びもなぁ・・・行くところって決まちゃっているからなぁ。毎週バイクでさすらおう、と思っても結局行くところも思いつかずに終わってしまう。

 オイラは自分の人生のラストは孤独死だと思っている。今のままではそうなるだろう。そうならないための行動も努力もしていない。いやいや、1つだけしているな。超一流国立大学出身の先輩に「一ヶ月以上、オイラの姿が見えなかったら、死んだと思ってください。」 と言ってある(涙) 

 人は必ず死ぬ。死んだらオシマイだ。だから人生にハッピーエンドなどないのだ。オイラのバッドエンドはどういう形になるのか? 部屋で孤独死か。いや屋根のあるところなら良い。もしかしたら公園の片隅。ビルの谷間。盛り場のゴミ捨て場かもしれない。漠然とだが、覚悟だけは決めておこう。