超高層野郎

 

今月NECOで放送の『超高層のあけぼの』をやっと観終わりました。霞ヶ関ビル建設に賭けた男たちを描いた『プロジェクトX』的映画ですが、面白かったです。霞ヶ関ビルって、出来た当時は日本で一番高い建物でした。オイラが小学生の時、学校でそう教わりました。でも71年に京王プラザホテルが出来て、超高層の王座も移動。野村ビルとか、池袋サンシャインとか、東京都庁とか色々出来てすっかり影が薄くなってしましました(って関係者の方、ゴメンなさい)。新宿の高層ビル街を見慣れてしまうと、それ程高くは感じません。でも霞ヶ関ビルって、首都高速と並んで昭和40年代の東京を象徴する建物だと思います。当時のTVドラマには頻繁に登場してました(『37階の男』なんてのもあった)。映画も明るい未来に向ってる感じで描かれてるのも、昭和40年代的かな。2時間40分は最初長いな、と思ったけど、ストーリーが単純なためかすんなり観る事が出来ました。地上100メートル以上の場所でとび職のオジサンたちが作業する姿は圧巻。今月のNECOは中川信夫特集もあるけれど、この『超高層のあけぼの』もオススメです。