やっと消化・・・2006年9月分

 

昨年9月にNECOで放送した『暁の非常線』、『姑娘と五人の突撃兵』、『最後の審判』。日本映画専門チャンネルで放送『その人は女教師』をやっと観ました。

 『姑娘と五人の突撃兵』は新東宝の宇津井健映画(笑)。相変わらずエラそうな部隊長を演じている(笑)。姑娘を演じたのはオイラが大・大・大好きな女優さんの一人・三ツ矢歌子である。仲間の部隊を救うためにニトログリセリンを積んで進む宇津井健の部隊を手助けする姑娘が三ツ矢歌子なのだが、行く先々で現れるのは何とも不自然。しかも三ツ矢歌子は宇津井健を救うために機関銃までぶっ放して見せてくれる。
冒頭のナレーション「(日本の若者たちは)祖国の明日を信じ、常に誠実であり、勇敢であった。戦乱の中にも愛と青春の幾多の美しい物語が生まれた。」
ホントかよ、おい!

 『暁の非常線』も同じく新東宝。こちらは怪優・天知茂の悪役ぶりが楽しい一遍。銀行強盗や殺人と悪の限りを尽くした天知茂だが、最後は警官隊に追い詰められて東京湾へ逃走。最後の最後まで見苦しいほど逃げ回るのだが、最後は御用となってしまう。この映画のヒロインもやっぱり三ツ矢歌子(笑)。三ツ矢歌子でじょんじょろりん!!だ。

 『最後の審判』は仲代達矢主演の東宝犯罪映画。従兄弟の須賀不二男の妻で女医の淡島千景と不倫している仲代達矢。学生時代はビリヤードの王者だったが、今ではしがないビリヤード場の店長。裏ではノミ屋をしているのだが、加藤武率いる地元の暴力団に目を付けられている。須賀に殺人の罪を着せて淡島と一緒になろうと画策するのだが、周到に準備して行った殺人も刑事の伴淳三郎に見破られ、最後は淡島に裏切られて逮捕されるまでを早いタッチで描いた作品。面白かった!

 『その人は女教師』は岩下志麻の教師が教え子の三船敏郎の息子・三船史郎と恋をするが、三船の父親の神田隆に反対され、誘拐罪で告訴されてしまう。三船は抗議の自殺をしてしまう。ラストは三船の葬式。弔問に来た岩下は神田や他の親族に追い返されそうになるが、生徒の高林由紀子(この人も好きなのれす)、剛たつひと、水谷豊、他の生徒たちに助けられ焼香する姿にエンドマーク。70年作品なので、学生運動のシーンが出てくる。生徒たちは校則を破ってデモに参加、岩下志麻も学生時代は闘士だったという設定が時代を感じさせる。岩下志麻のキツイ顔立ちは好きだなぁ。映画の中で三船と濃厚なラブシーンやベッドシーンあり。こんな人に情熱的に愛されたいものだ。

さぁ次は10月分に行こう!!(オイオイ)