浅丘ルリ子トークショー

 

フィルムセンターで開催中の蔵原惟繕特集。本日13時から『憎いあんちくしょう』 上映。もう何度も観た作品ですが今日は上映終了後、浅丘ルリ子トークショーが開催。ルリ子しゃん目当てで行ってきました。大体下記のような事を仰っていました。


『憎いあんちくしょう』は22歳の時です。まだ自分も未完成で撮影所と家の往復で外の世界を知らなかったから、(典子役は)30代になってからやりたかった。

蔵原監督の指導は観念的でこんな事を言っているのかな? と自分で考えてやっていました。ダンディな人で子供心に憧れていた・・・・あの頃は忙しくて寝ずに仕事をしていました。『執炎』 相手役募集で来たのは渡哲也さん。でも最初からこの作品では難しいだろうからと何故か伊丹十三さんになりました。でも彼も新人で海の男っぽくないから現場ではよく苛めていました(笑) 撮影は1月半くらい。鉄橋で傘を落とすシーンは怖かった。山の中をかけるシーンでは怪我をしたりしました。

運転免許は『憎いあんちくしょう』のために取りました。ジャガーは運転しにくくてバックしてガソリンスタンドやカメラマンにぶつけたりして危なかった。ロケ先では黒山の人だかり。人よけ出来なかったからぶっつけ本番で撮影でした。失敗するとまた戻ってやり直ししていました。部屋の中での下着シーン。ブラジャーもパンティも時代を感じさせる。今観ると恥ずかしい。裕ちゃんが生きていたら今でももう一度やりたい。裕ちゃんがダメだからこの間キムタクに「あんた裕ちゃんの役やってよ」 言いました(笑)



ルリ子しゃんの時間は18分くらい。最後は「皆さん、そろそろオトイレ行きたいでしょ。」 と言って終了しました。トークショーでは(キレイに見えるように) スタッフに下からライトを当ててもらうように頼んでいたそうです。映画女優のオーラビンビン。黒いスーツ(って言うの?)が似合っていました。非常に美しかったです。


平日昼間。しかも25日といえば、世間は忙しいはずなのに結構客はいました。あんたら仕事はどうした? (ってお前が言うな!!) 『第三の死角』 同様に60〜70人くらいかな。関係者や年輩者の他、オイラのようなオタク野郎も数人いました。開始前に司会の女性が一般客の撮影禁止と言っていたのに、無視して撮影していた人が数人いたのが残念。まぁオタクは自分の欲望のままにしか動かないから仕方ないのかな。