花のお江戸のオタク野郎

 

 

昨日は最後の酉の市。オイラは江戸っ子だが、その手の行事には全く興味が無い。しかしながら昨夜は浅草、鷲神社に熊手を買いに行ってきました。死んだ親父はこういうの好きだったから、供養のつもりで出撃。過去、浅草には散々通ったのだが、酉の市に行くのは初めて。江戸っ子なのに・・・・ネットで熊手の買い方を調べたのだが、熊手屋さんとのやりとりがあるらしい。値切って買うのが粋らしいのだが、もう読んだだけでウンザリ。何度も書くが、オイラは江戸っ子である前にオタクなんだよなぁ。そういうやりとりは苦手。それに熊手なんて興味ないから、どうでも良いんだよな(って関係者の方、失礼)。適当な大きさのモノが買えれば良い。年々、大きなモノを買うのが慣わしらしいが、大きいのは要らない。昨年までのモノは結構大きくて、事務所に飾っておくと頭をぶつける人が続出。だから少し小ぶりなものが良い。とはいえあんまり小さいと死んだ親父に悪いか。
 

 

古い熊手を積んで車で行く。付近のコインパーキングはどこも満杯。PHSで駐車場検索。浅草3丁目のパーキングに空きがあるので直行。歩いて15分くらいなのでそこに入れる。何せ初めてなので、勝手が分からない。ネットで調べたのだが、神社の入り口に古い熊手を納めるところがあるらしい。神社前に大きなテントがあった。中の若い衆に尋ねたら、ここで良いらしい。引き取ってもらった。中を少しフラフラ。毎年買っている店から届いているハガキに地図が書いてあるので行ってみる。いろいろ置いてあってよく分からないヨ。「小さいのが欲しい。」と言ったら、怪訝な顔の店主。ハガキには番号が書いてあって、それを見れば昨年買った熊手がどんなものなのか分かるらしい。前出した理由を告げると納得してくれた。一万円のものを購入。昨年までのよりも一回り小さい。特に粋なやりとりもしないで済んだ(ホッ!)。店の連中に商談成立&商売繁盛の手締めをされて帰ってきました(これもチョッと恥ずかしいヨ)。
 鷲神社は混んでいた。左右に並ぶ露店を見ていると、仁侠映画の世界にやって来た錯覚を覚える。着流し姿の高橋英樹や小林旭が出てきそう。地回りの柳瀬志郎や深江章喜が来たらヤバイな(って普通こういうのは東映だろ)。交通整理の警官はいたが、両さんはいなかった(当たり前だ)。露店でビールでも飲みたいところだが、車なので断念。帰宅して買った熊手を事務所の柱に紐で括り付けた。疲れた。(ってオチはないのか・・・ない!)。