昨日も出撃! 『交換日記』
4日日曜はおなじみラピュタ阿佐ヶ谷10時半からのモーニングショー、『昭和の銀幕に輝くヒロイン第54弾 和泉雅子』 に出撃!
昨日は『交換日記』 鑑賞。
10時からチケット発売。この日は10時に到着したのだが、既に数百人の長蛇の列。まるでiPhone 4発売を待つ行列である。和泉雅子の人気はスゴイね。今だ衰えることはない。参議院選挙に出れば当選間違いなしだろう(ホントかよ、おい!!) 。
ウソで〜す。それでも10数人の使い手が並んでいた。中には午後からの谷口千吉監督特集も観る人もいて、まとめてチケットを買っている人もいた。一日ここにいるのだろう。
内容は忘れないうちに『青春大全集』 に書かなくては。
高校生の虹子(和泉雅子) とクラスメートの啓介(山内賢) との子供じみた恋愛に、それぞれの家庭の事情が絡んだ他愛ない作品。ロケ地は横浜らしい。
この作品は小百合サマ主演で予定されていたらしい。小百合サマの歌で『虹子の夢』 というのがある。歌詞も山内の役名であるケイスケくん、というのがあるからこの映画の主題歌として作られたのだろう。それがどういうワケか和泉雅子主演で作られた。
30数年前に買った小百合サマのLPレコードにこの歌が入っている。聴きたいのだがプレーヤー壊れている。コピーしたカセットテープがあるのだが、テープレコーダーも壊れている。どちらか買わないとダメだね。
先週の『川っ風野郎たち』 と違い、今回は普通の女子高生役。毎度の事ながらあまり裕福な家庭の子ではない。しかし化粧ッ気のない姿が逆にメンコく見えた。
この作品で目立ったのは主役の二人ではなく、クラスメート役の前野霜一郎だろう。彼の演じた岡という男はファッションデザイナー・清子(東恵美子)の息子。父親はいないらしい。東が仕事仲間の嵯峨善兵と付き合っているのが気に入らないらしく反抗的な態度。愚連隊仲間とツルんでいる。山内とは仲が良いようで、山内が運動会でのクラス写真紛失の件で吊るし上げられていると助けに入ってくれた。しかし別のシーンでは金をせびるシーンもあったので、彼らの友情がどうなっているのか疑問な点もある。まぁでも一緒に家出したくらいだから馬はあうのかもしれない。
親がファッションデザイナーだから前野の家は裕福。自室をあてがわれて部屋にはステレオがあった。グレてなんていないで贅沢すれば良いのに、と思う。実際、愚連隊仲間の1人から、「(嵯峨善兵に) 上手く甘えて、小遣いせしめれば良いじゃん。」 とアドバイスを受けているのだ。そう単純にいかないトコがこの時期の若者ってコトなのだろう。
この人この後も日活映画で活躍。オイラが印象に残るのは『野良猫ロック ワイルドジャンボ』 のデポ役。和田アキコの歌う『どしゃ降りの雨の中で』 をバックに校庭を掘り返していた姿が記憶に残る。ポルノまで数十本ほど出ていたようだが、児玉誉士夫邸にセスナで特攻して亡くなったのは周知の通り。
和田悦子が東の助手役で出ていた。高田敏江は山内の姉。奈良岡朋子は学校の先生。
しかしこの作品では学校のシーンが頻繁にでてくる。集団の中で生きていくのが難しいオイラは学園モノは苦手だ。学校キライなんだよなぁ。集団の中ではある程度自分を主張しなくては、すぐに舐められてしまう。上手く主張する事が出来ないので、無理に喋って大失敗。あとで自己嫌悪。いつもこのパターンだ。この作品は特に学園モノというわけではないが、クラス討議のシーンなど観ていて苦しくなった。
これも鑑賞の機会の少ない作品。客の入りは30数人かな。先週の『川っ風野郎たち』 と比べると若干少なかった。
11時48分終了。いつものラーメン屋で博多ラーメン&炒飯。中野のアンティークウォッチ店をパトロール。赤青ベゼルのロレックスGMTマスターが真面目に欲しい。取りあえず偵察。目星をつけていたのは既に売れたらしい。ウィンドーにはなかった。やはり分不相応なものは持たない方が良いのだろう。新宿に出てヨドバシカメラでDVD−R購入して帰宅。1号機に乗ろうと思ったら雨が降ってきた。諦めて発泡酒飲んだら眠くなってダウン。この日も何も書かなかった。ダメだねぇ。
王者に相応しい日曜の過ごし方でした、チャンチャン。
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