映画『黒帯』とバブルアゲイン!
早朝5時から1号機で出動! 夜更かしの東京らしく日曜の朝は静かなもんだ。いつもなら渋滞でファンが回りっぱなしだが、空いているので快調!快調!しかし今朝から昨年手術した部分が妙に痛い。今週医者に行こう。修行したのだが、前述したように調子が悪いので適当にやる。昼過ぎに帰宅。荷物を置いて電車で出撃!
15時から銀座シネパトスで映画『黒帯』を観た。最近のマイブームは伝統空手です。寸止めなどと揶揄される事もあるが、伝統空手こそ、総合でも通用する正しい打撃の使い方なのではないか、と思うのです。派手な回し蹴りは極力使わず、パンチは低い構えから打つ。その場合のパンチの軌道は下から上に飛んでいくから何でもありの際、タックルに来る相手に有効だと思う。考えてみれば伝統空手は試合のためのものではない。ノールールの中で生まれたもの。実戦的であって当然。そうバカにしたものではないのだ。勿論ルールに特化された現在の競技組手では改良は必要! オイラは月刊空手道やJKファンは毎月立ち読みしています(買えよ!)。JKファンは時々DVDが付録で付く。その時だけ買ってます。『黒帯』で描かれる空手は競技空手ではなく、武術としての空手なので、オイラの期待した空手とは少し違っていたが、結構面白かったッス。
観に行った理由はもう一つ。実はこの映画のスタッフに知り合いがいるのです。もう10年以上会っていないが、年賀状のやりとりだけは毎年している。
90年春、この人の結婚パーティに行きました。場所は新宿のホテルの地下にあったディスコ。ここを借り切ったのだから、さすが映画の人は違う。ところが出席の返事を出した際、余興をやるように頼まれた。会場には今も現役の俳優さんや歌手など、有名芸能人も出席する。当時はバブル絶頂期だったから、カタカナ名の会社経営者や業界人も多く来るらしい。何をしようか。まさかプロの歌手を前に歌をやるわけにも行かない。一緒に出る連中と酒飲みながら相談。
「歌や芝居では勝負にならない。奴ら(芸能人)に勝つにはどうすれば良いのか。方法は一つだけ。俺たちにしか出来ない事をやろう!」
映画『黒帯』ではないが、アトラクションをやった。当時から物書き仕事は好きだったから、台本と技闘はオイラが考えた。深夜、一緒に出る連中が通う某拳法の道場に集まって、アクションの練習をしたっけ。
あれから17年。この人は映画の世界で大活躍。熱心なファンもいるらしい。この人の作品は何となくだけど、オイラもチェックしている。今回、映画のスタッフに名前を発見した時、あのパーティでのバカ騒ぎを思い出した。何かもみな懐かしい。苦しかったが燃えていたあの頃。体も動いた、気力も充実していたあの頃。辛かった事も多かったけど、何だか楽しかったなぁ。バブルアゲイン!!
ちなみにこの時やったアトラクションは結構ウケた(と思う)。この時のビデオを後で貰って観たのだが、恥ずかしかった(笑)。このテープはどっかあるんだよな。今度探してみよう。劣化していると思うから、DVDにダビングするか。
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