41話 イイ雰囲気です
銀座シネパトス(東銀座)

 

 

銀座シネパトスは数寄屋橋交差点から晴海通りを勝鬨橋方向へ進み、昭和通りと交差する三原橋交差点手前にある映画館。入り口は左記の写真。晴海通りを横切る地下道の中にある。地下鉄『東銀座駅』から徒歩数分だが、『銀座駅』からも近い。JR『有楽町駅』から歩いても15分くらいか。2枚目が地下道入り口の階段、ここを降りるとすぐ左側がシネパトス1。右側がシネパトス2。シネパトス3は一番下の写真の奥、階段手前右側にある。

 

他サイトをフラフラして情報を集めたら(パクったら)、以前は『銀座地球座』と『銀座名画座』という2つの劇場だったそうだ。89年に現在の形になったらしい。
 初めて来たのは2002年12月 3日(火)。
大映『風速75米』を観ている。この時は特撮映画の特集だったと思う(もう良く憶えていないのヨ)。『風速75米』は他の邦画サイトでも取り上げられているので内容は省略するが、宇津井健と田宮二郎の顔合わせの台風映画(笑)。

 

タイトル通り、風速75米の大型台風が東京直撃、銀座が大津波にのまれるシーンが秀逸の作品。
日活映画を観たのは翌年2003年。
・1月15日(水) 六三制愚連隊
・4月12日(土) 東京の孤独
・4月26日(土) 太平洋のかつぎ屋
・7月 2日(水) 美しき抵抗
・7月 9日(水) この若さある限り

 

この時、シネパトスではPM9時から日活映画の特集上映を行っていた。上記の作品以外にも二谷英明や宍戸錠の主演作品等、あまり映画館でかからない作品を選んでレイトショー上映していたのだ。対人恐怖症の気のあるオイラは正直、映画館は苦手である。NECO辺りで放送したのを録画して部屋で独りで楽しむ方が気楽で良い。気になるシーンを繰り返して観る事も出来るしね。

だから映画館に通うのは好きではないのだが、上記の作品は未見&観たのだが細部の記憶無し作品だったので通ったのだった。9時からの上映という事で仕事帰りにバイクで出撃。最初は少し早めに来て近所のラーメン屋で食事していたのだが、いい加減飽きてくるので途中からマクドナルドでハンバーガーを買って食べながら観ていた。日によって1で上映されたり2でやったりしていたと思う。館内はそれほど大きくはないが、銀座の名画座らしく掃除も行き届いていてキレイ。平日のレイトショー上映なのでガラガラだった。オイラが行った日は何れも客は10数人程度しかいなかった。劇場には悪いけど空いている方が良い。マックのハンバーガー食べながらの鑑賞は快適でした。3枚目の写真は劇場窓口なのだが、オイラが通っていた時は自動販売機だった。いつから変わったのだろう?この窓口は名画座には珍しく、混雑状況が掲示されていて親切な作り。「座って観られます。」なんて書いてあるとフラフラと入りたくなってしまう(ホント?)。 
 1枚目の入り口や4枚目の地下道は写真を見れば分かるとおり、レトロな感じのする独特の雰囲気。地下道には小さいが飲み屋さんや定食屋、自販機コーナーに床屋さん、大人のおもちゃ屋まである。飲み屋さんや定食屋は狭いせいか、いつも常連さん?がいて一見さんにはチョット入りづらいかな。写真は土曜日の夕方に撮ったもの。この時、定食屋さんでカレーでも食べてみたかったのだが、店内は既に常連さんでいっぱいだった。店の前にテーブルが出ているのだが、こちらも常連さんらしき人たちが飲み食いしていた。前述した通りオイラは対人恐怖症の気があるので断念(いつかは食べに行きたい!)。仕方がないので自販機コーナーでドリンク剤飲んで帰りました(って弱すぎ!)。
 華やかな銀座の片隅にこんな不思議な空間があるなんて、チョット意外。しかし旧作映画はこういう隠れ家的?な劇場でコッソリ観たい(笑)。ここはキレイだし治安も良いから女性が一人で来ても安心して鑑賞できる良い劇場です。
オススメ!また日活映画やって欲しいナ。

 

銀座シネパトス・データ
シネパトス1 席数200
・シネパトス2 席数144
・シネパトス3 席数 81
東京都中央区銀座4-8-7三原橋地下道
TEL03−3561−4660