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第9話 図書館です。 |
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みなと図書館は東京タワーのお膝元、芝公園内にある図書館である。地下に小さいが設備の整った視聴覚ホールがあって、時々映画の上映会等が行われている。１９８１年１０月２４日土曜日にここで、『風速４０米』（５８年作品、監督・蔵原惟繕、脚本・松浦健郎、主演・石原裕次郎）を観ている。この日は映画評論家の白井佳夫氏と５８年当時日活でスチールカメラマンをしていた監督の斎藤耕一氏がゲストに来て、上映後に『風速４０米』の撮影秘話を披露してくれた（斎藤耕一氏はこの作品のスチールを担当している）。こんな豪華なゲスト付きのイベントが無料とは、さすがは公共施設である。白井佳夫氏といえば、元キネマ旬報編集長で有名な人だが、オイラにとっては当時毎週土曜日ＰＭ１０時からテレビ東京で放映していた『日本映画名作劇場』の解説をしていたのでお馴染みのオジさんである。 |
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この２人のトークはなかなか面白かった。中でも石原裕次郎が、当時恋人？ だった北原三枝にモーションをかけてフラれてしまい撮影が中断したとか、撮影所に出入りしていたヤクザの親分に無理やり食事に連れて行かれて泣きべそをかいていたという話には場内爆笑であった。日活映画の中では天下無敵のイカス男を演じていたタフガイ裕次郎が泣きべそ、オイラも笑ってしまったのを憶えている。ここにはオートバイで行った。この日は朝オートバイで大学に行き、帰りに寄ったのだ。ＰＭ２時頃から上映が始まりトークショーをやって、終了したのが5時頃だったかなぁ。一度しか行っていないから館内の様子とか全く記憶にない。今回、写真撮影のために19年ぶりに来たのだが、地下の視聴覚ホールで観たというのも憶えていなかった。映画の上映が出来そうな施設が地下にしかないから多分地下でやったと思うんだよね。（いい加減だな・・・） みなと図書館詳細データ |
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