今夜の日活名画館

 

チャンネルNECO、今夜は『火の鳥』です。2002年にラピュタ阿佐ヶ谷での上映を見逃した人がリクエストしたのかな??内容その他は『青春大全集』にも書いていますが、見所は東日撮影所という設定で登場する日活撮影所です。当時の撮影所の風景、北原三枝や芦川いづみ他のスターがチラリと映るのは見逃せません。月丘夢路にもムラムラです!!56年作品だから、この時の撮影所はまだ出来て2年。当時の撮影所はまだピカピカだったのでしょう。月丘夢路と仲代達矢が初めて出会うシーン、月丘夢路が立つベランダの手すりの作りなど時代を感じさせます。ネットで調べたら、仲代達矢は映画では俳優座養成所時代に『七人の侍』、『かくて自由の鐘はなる』にエキストラ出演した経験はあるものの、本格的な出演は『火の鳥』が初めてだそうです。
 しかしこの頃の仲代達矢は絶対にモテたはず!(断言)。 月丘夢路もネットで調べると大正12年生まれ(11年というのもありました)。ということはこの映画のときは35歳くらい。その割りにスタイルが良いですな。プロアマ問わず、今では30代でも若くてキレイな女の人は珍しくないですが、この頃では立派なオバさん、というのが世間の認識だったはず。にも関わらずあの美貌、あの色っぽさは本当にタマランです。