第20話
私が愛した白木マリ

 

渡り鳥シリーズに限らず、日活アクションには二通りのヒロインが登場することが多い。

 

1  ルリ子しゃんに代表される清純タイプのヒロイン。

2  白木マリが多く演じた色っぽい肉体派のヒロイン。

 

皆さんの好みはどちらですか? ズバリ!オイラは白木マリ派です。もちろんルリ子しゃんも大・大・大好き! それが証拠に過去、何度もお世話になりました(オイオイ)。

 

なぜ、白木マリの方が良いのか? 純情型のヒロインの方が良いに決まっているじゃないか! と思ったアナタ! 目を覚ましてくださ〜い(古い!)。確かにルリ子しゃんの方が真面目でしっかりしてそう、身持ちもカタそうだ。多分、良い奥さんになるだろう。でもこういう女の人と付き合うには男の方もキチンとしてなきゃいけない、と思うのです。滝伸次や野村浩次がキチンとしているかといえば、???だと思う。腕っ節は強いし、度胸も良い。歌は上手いし(あまり関係ない?)、正義感も強いから頼りになる存在ではある。しかし定職にも付かず、住所不定、放浪癖のある流しなんて、ホームレスみたいなものではないか。いくら頼りになってもこんな男ではダメだ。現実問題としてルリ子しゃんのような女は、男の品定めを結構シビアにしているものだ。だからこんな風来坊にはくっつかない。ピンチの時は頼りにするが、共に生活していくパートナーとしてはNGである事を、まともな? 女は子宮で察知するからである。

それに比べて白木マリは違う。彼女は激情の女だ。惚れっぽいところがあるせいか? ジョーさんみたいな悪い男に引っ掛かることもある(笑)。今ならストーカーに狙われてもおかしくない。しかし白木マリの演じた女は情に厚いから男に優しいんだよね。滝伸次にも惚れるけど、青山恭二や沢本忠雄が演じた気の弱そうな男にも優しかった。だから!というわけではないが、オイラのような「どーしよーもない男」にも優しくしてくれるような気がしてしまう.そんな事あるわけないのはわかっているんだけど、チョット期待してしまう。ああ・・・ダメだ。オイラでさえそう思うのだから他の男もそう思っているはずだ。今なら絶対にストーカーに狙われちゃうよなぁ。ヒモ願望のあるオイラなどは白木マリに食わせて欲しい! なんて思います。ルリ子しゃんだったら生活力のない男などは絶対に許さないと思うし、そもそもそんな男は相手にしないだろう。白木マリなら「私が食べさせてあげるから、心配しないで。」なんて言ってくれそうだ。オイラが『紅の拳銃』の赤木圭一郎だったら、任務を放り出して白木マリと暮らしてしまうだろう。おまけに・・・ここが一番重要なのだが・・・白木マリはルリ子しゃんに比べてセックスの経験が豊富そうだ(勝手に決めるな!)。サバけているようで純情な所もありそう。だから惚れた男となら、多少アブノーマルなプレイにも対応してくれるのではないか。それに比べて、ルリ子しゃんはノーマルなプレイしかダメそうな気がする(ってまたそんな勝手に!)。フ○ラ×オも断られそう。バックもNGになったりして。Mッ気のあるオイラなどは調教して欲しい願望あるけど、あの映画のルリ子しゃんは絶対してくれないだろうなぁ(いい加減にしろヨ)。しかもプレイの最中、マグロのような気もする。何かやってもつまらなそう。だから! オイラは絶対に白木マリ派なのである。映画の中の白木マリなら、変態プレイでも素直にカミングアウトすればニッコリ笑って、「良いわ、やってあげる。」なんて言ってくれそうな気がするんだよなぁ(アホか)。
 でもJOA王者のオイラでは、そんな天使のような白木マリにも相手にされないだろう。だからというワケではないが、(当時の)白木マリさん。ホテル代別80分2万円でどう!!(そういう問題かよ)。