『恐怖劇場アンバランス・木乃伊の恋』だけは日活映画ではない。円谷プロ製作のTVドラマ。上記の作品の中で『悪魔の街』だけ再見の機会がないために記憶が殆んどない。(あんまり面白くなかったというのもあるが・・・・)オールナイトは苦手だよ・・・・眠くてさぁ。
文芸座に行くには風俗店ひしめく歓楽街を抜けていくのが一番近いのだが、客引きが多いのでオイラは明治通りから通っていた。現在はそれほどしつこい客引きはいないのだが、80年代は規制が現在より緩かったのか?たくさんいたのヨ。気の弱いオイラでは無事に突破する自信がないため、ちょっと遠回りしていたのだ。(遠回りといっても大した事は無いが・・・・)そんな学生時代にオールナイト観に通った文芸座だが、就職して生活が変わったため全く行かなくなった。そうこうしているうちに97年3月に一時閉館、00年12月に現在の新文芸座として蘇った。そして来たのはまたまたオールナイト、2001年7月28日(土)。このときは小沢昭一特集であった。上映作品は『大当たり百発百中』、『洲崎パラダイス赤信号』、『「エロ事師たち」より人類学入門』。この日は上映前に小沢昭一のトークショーがあって撮影の裏話を披露してくれた。印象に残っているのは『洲崎パラダイス』には主題歌があったという話。劇中に蕎麦屋の出前持ち役の小沢が自転車に乗りながら歌を歌っているシーンが数ヶ所ある。この歌は細切れになっているのだが、これが主題歌で繋げると一つの曲になる。映画の撮影中、小沢は川島雄三監督に呼ばれて「この映画には主題歌があるから・・・」と言われ劇中で歌ったのだそうだ。(作詞をしたのはこの映画の助監督をした今村昌平。)小沢氏はこの歌を憶えていてアカペラで歌ってくれました。全盛期の日活を語れるのは宍戸錠だけではない。小沢昭一にも期待したいヨ。このときのオールナイトは日活映画ファンというよりもラジオの『小沢昭一的こころ』ファンの人が多かったようだ。結構混んでいた。オイラのこの夜のお目当ては『大当たり百発百中』。82〜83年頃に文芸座地下で観たのだがストーリー等、全く記憶が無かった。トークショーの後、『大当たり・・・』だけ観て帰りました。『洲崎・・・』、『人類学・・・』はビデオも持っているから無理して観る必要はない。夜は苦手なのヨ。
新文芸座では入場すると『しねういーくりい』という小チラシをくれる。これには上映スケジュールの他、表紙には短いコラムが書いてある。これは旧文芸座時代からやっていた事で今だ健在なのはウレシイ。文芸座はオイラにとって学生時代の思い出の名画座の一つです。館内の治安も良いので女性でも安心して来る事が出来るヨ。
また日活映画やってくらハイ。
新文芸座詳細データ
オフィシャルサイト参照
|